ズームインフォ(ZoomInfo)の機能とビジネスの強みを解説

ZoomInfo 2022年12月6日

ズームインフォ(ZoomInfo)は、アメリカ発の営業支援ツール(SFA)です。ズームインフォ(ZoomInfo)は、顧客情報の管理や営業活動の効率化に役立つ機能が搭載されていますが、最も特徴的なのが、さまざまなデータソースから顧客データを自動で生成して提供する点です。

現在、ズームインフォ(ZoomInfo)を利用している企業は、世界中に15,000社以上あります。その中には、GoogleやAmazon、Facebookのような有名企業もあります。

この記事では、ズームインフォ(ZoomInfo)の特徴と機能とビジネスの強みについて紹介します。

まだ日本ではそう広まっておらず情報が少ないZoonInfo(ズームインフォ)の強みや利用するメリットについて、この記事を読めば概ね理解できるはずです。

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1.ズームインフォ(ZoomInfo)とは

ズームインフォとは、ZoomInfo Technologies LLC.(ズームインフォ・テクノロジーズ)というアメリカの企業が提供するクラウド型の営業支援ツール(SFA)です。

SFAとして世界的に知られるSalesforceと同じく、営業活動に必要な機能はほぼ網羅しており、ズームインフォはSalesforceを超えるサービスとして、大きな期待を寄せられています。

実際、GoogleやAmazon、Facebookコカ・コーラ、ウォルマート、Facebook、Slackなど、名だたる世界的企業がズームインフォを利用しています。Web会議ツールとして有名なZoomとは関係ありませんが、Zoomのサービスを提供するZoom Video Communications,Inc.(ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ)もズームインフォを利用しています。

ズームインフォ(ZoomInfo)を提供する企業とは

ズームインフォを提供するのは、「ZoomInfoTechnologies LLC」です。同社の企業概要によると、2007年にDiscover Org社とZoomInfoTechnologies Inc.が合併して誕生しました。現在、ZoomInfoTechnologies Inc.の本社はアメリカ合衆国ワシントン州に構えています。

ズームインフォが世界規模で活躍する企業に次々と導入されてきた結果、業績が上がり続け、2020年2020年6月4日にナスダックへの上場を果たしました。初上場の取引当日の終値は、予想売出し価格よりも64%も高い34ドルを記録し、ZoomInfoTechnologies LLC.の時価総額は130億ドルに跳ね上がりました。

過去10年間で最も高い株価の上昇を記録したZoomInfoTechnologies LLC.は、さまざまなメディアに大きく取り上げられました。現在は、ナスダックにおけるアメリカ合衆国株の優良銘柄の1つとして多くの人に認知されています。

2.ズームインフォ(ZoomInfo)の4つの強み

営業支援ツールであるZoomInfoには、ほかのサービスにはない強みが4つあります。

  1. 企業の情報が豊富にある
  2. 自社サイトを訪問した顧客情報を獲得できる
  3. 営業活動を効率化できる
  4. Cookieを使用しない

この項目では、それぞれについて解説します。

企業情報が豊富にある

ズームインフォには、14,000社もの会社情報と1億2,000万件もの個人情報の登録があります。個人情報はアプローチの際のコンタクト先として有効です。

営業活動において、営業支援ツールが持つ顧客情報の豊富さが成約率を左右すると言っても過言ではありません。ズームインフォが持つ豊富な顧客情報は常に最新にアップデートされているうえ、見込み顧客のランク付けを行います。また、見込み顧客が競合他社の製品を導入しているか、競合他社の営業担当者がアプローチしているかも知らせます。

ズームインフォを導入する企業が増えるほど、企業情報も増えていきます。そのため、今後はさらに魅力的なサービスへと成長していくでしょう。

サイトを訪問した顧客の情報を獲得できる

ズームインフォには、自社サイトを訪問した見込み顧客を長く滞在させて、担当者のメールアドレスなどの個人情報を獲得する機能が備わっています。収集した情報を記録して顧客データベースを構築します。

この機能によって、顧客にとって魅力的で、さらに会社には収益を上げられるようなWebサイトの構築・改善を実現します。

営業活動を効率化できる

ズームインフォは、営業担当者が欲しい重要な情報を正確かつ必要に応じて分析し、提供します。そのため、これまで営業活動の準備にかかっていたリソースを削減が可能になります。

通常の営業活動では、営業担当者がすべき業務は多岐に渡ります。アプローチすべき見込み顧客を洗い出して営業リストを作成し、自社商材への興味関心が高く購入に近い見込み顧客(ホットリード)を見極めてアプローチします。その間に、顧客との商談や成約に向けたプレゼン、やりとりの履歴の記録をはじめとした顧客管理を含め、営業活動に関する業務をすべて営業担当者が1人でこなさなければなりません。

ズームインフォを利用すると、見込み顧客のリスト作成と各顧客に対する営業方法の提案などの業務はもちろん、タスク管理や最新の顧客情報の取得、見込み顧客とのやりとりの履歴の記録などの事務作業まですべて自動化できます。

ズームインフォと既存のツールとを連携することもでき、今までの営業活動の進め方やフローを変えたくないというニーズにも対応します。

Cookieを使用せず、プライバシーに配慮している点もズームインフォの強みだと言えるでしょう。今後、トラッキング防止機能によってCookieの利用を制限する計画があります。

ズームインフォはCookieを使用しないで情報を集めています。これにより、Cookieの利用制限がスタートしても、大きな影響を受けないと考えられています。

3.ズームインフォ(ZoomInfo)の機能

ズームインフォの次のような機能が、前述の強みを生み出しています。

  • 顧客情報の自動更新
  • 営業提案のタイミングのアラート
  • 顧客情報の一元管理

この項目では、それぞれについて解説します。

顧客情報の自動更新

ズームインフォは顧客情報を常に最新に更新しているうえ分析能力に優れています。ズームインフォを利用すれば、成果につながる営業活動が実現します。

ズームインフォは企業のサイトやニュースなどから常に最新情報をキャッチし更新しているため、ズームインフォから得る顧客情報は非常に鮮度が高いです。営業活動に必要な情報を得たい場合には、ズームインフォを確認すれば十分だと言えます。

また、ズームインフォには顧客情報を分析する機能があります。優良な顧客を自動的に分析してスコアリングしたり、顧客が求める情報を判断したりします。ズームインフォの分析結果を活用すれば営業担当者の負担が軽減し、営業活動の効率化につながります。

営業提案のタイミングのアラート

ズームインフォでは、見込み顧客の状況に応じてアラートを通知するため、見込み顧客に対して最適なタイミングでアプローチできます。

アラートを通知するタイミングの一例として、自社が提供するサービスのネット上での検索回数が急増したときが挙げられます。アクセスの急上昇は、自社のサービスを購入したい人が急増したと考えられるため、その時点で、あらかじめ保存していたデータベースを基準に、連絡すべき見込み顧客の優先順位を自動的に決めてくれます。

購入意欲が高まっているその瞬間にタイミングを逃さずに営業をかけられるため、成約率が高いです。アラートの際には、今連絡すべき連絡先も提供するため、スピーディにアプローチできます。

顧客情報の一元管理

ズームインフォでは、顧客情報を一元管理できます。ズームインフォには営業活動に必要な顧客情報がすべて搭載されており、社内での顧客情報の共有がスムーズです。インサイドセールスからフィールドセールスへ顧客を引き継ぐ際や社内の配置変更の際など、すぐに引き継ぎが必要な場面でも迅速に対応できます。

もし社内で顧客情報を共有できていない場合、引き継ぎが上手くいかず、場合によってはクレームにつながったり、信用を落としたりすることにつながります。顧客との信頼関係の構築と営業活動の効率化を進めるのに、ズームインフォは大いに役立つでしょう。

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4.ズームインフォ(ZoomInfo)が展開するビジネスの強み

前述の通り、ズームインフォは、企業のサイトやニュースを元に情報を集め更新しています。

ズームインフォがユーザーにしている価値提供として、簡単に使いやすいデータに自動的に整えている点が挙げられます。

情報のソースは企業のサイトやニュース、転職情報などどれも誰でも閲覧できる情報ですが、その膨大な情報を、人工知能(AI)と機械学習(ML)を活用して処理し、ユーザーが使いやすいデータへと変換しています。

公共性の高いデータを元にしているため、情報を自在に加工できるというメリットがあります。

5.ZoomInfo(ズームインフォ)は革新的なSFAツール

ズームインフォの強みは、企業のサイトやニュースなど公共性の高いデータを、ユーザーが使いやすい情報に加工して提供することです。これによりズームインフォを導入した企業は、最新の企業情報や自社サイトを訪問した顧客の情報を得ることができるうえ、アプローチすべき最適なタイミングを逃さずに営業活動を行えます。

ズームインフォには営業活動の現場で役立つ機能が多く搭載されており、営業担当者にとって非常に便利なツールです。業界で大きく注目されていますが、日本ではまだ情報が少なく、利用している企業もそう多くありません。

LeadPoolは日本版 ZoomInfo(ズームインフォ)

Merが提供するLeadPoolは、顧客と向き合う次世代型顧客情報プラットフォームです。顧客リスト作成、顧客の詳細情報の調査、顧客管理ツール(CRM)や営業支援ツール(SFA)へのデータ入力など、インサイドセールスが活動する上で必須の業務の効率化を実行します。

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