「CRMとERPの違いってどんなところにあるの?」
「CRMとERPを連携するとどんなメリットがあるの?」
このように考えている企業担当者の人もいらっしゃるでしょう。
CRMは顧客管理や売上アップ、ERPは自社に関する情報管理といった風に強みが異なります。また、連携することで重複するデータを削除したり、情報を連携できたりといったメリットがあります。
CRMとERPを導入する場合は違いはもちろん、連携するメリットも知っておくことが大切です。
今回の記事では、CRMとERPの違いや連携するメリットを知りたい人向けに、以下の情報を解説します。
- CRMとERPの詳細
- CRMとERPの違い
- CRMとERPを連携するメリット
- おすすめのCRMとERP
これからCRMとERPの導入や連携を考えている場合は、ぜひ参考にしてみてください。
CRMとERPを連携するメリット
CRMとERPを連携するメリットとして、主に以下の3つが挙げられます。
- 営業戦略と経営分析の2軸で活用が可能
- 顧客情報の重複した利用を避けられる
- 業務効率化が進む
いずれもCRMとERPを連携するのであれば、知っておくべきポイントなので1つずつチェックしましょう。
1.営業戦略と経営分析の2軸で活用が可能
CRMとERPの2つがあれば、営業戦略と経営分析の2軸を両立させられます。
お互いの強みを生かせるため、より強固な体制を構築することが可能です。
より会社の運営を強化するためには、営業戦略と経営分析のどちらかに偏ってはいけません。
両方バランスよく行い、さらに優れた体制で事業を推進していきましょう。
2.顧客情報の重複した利用を避けられる
CRMとERPを連携する場合、企業全体が顧客情報をリアルタイムで把握できます。
データが重複しないようになるため、正確な情報をチェックできるのが強みです。
単独でツールを使っている場合、都度データを入力する必要がありますが、連携している場合は片方のツールを更新するのみで問題ありません。
より簡単に顧客情報を管理するためにも、CRMとERPの連携を検討しましょう。
3.業務効率化が進む
CRMは顧客管理、ERPは自社にまつわる情報の管理が可能です。
両方を運用することで、業務効率化を実現できます。
今まで属人的な部分があった業務も、CRMとERPがあれば改善が可能です。
現在の業務進行に課題がある場合は、CRMとERPを連携して運用しましょう。
おすすめのCRM5選
おすすめのCRMとして、以下の5つを厳選しました。
- Pipedrive
- kintone
- Salesforce Sales Cloud
- GENIEE SFA/CRM
- HubSpotCRM
どのようなツールか1つずつ見ていきましょう。
1.Pipedrive
Pipedriveは、専門知識がなくても業務を簡単に自動化できるソフトです。
たとえば「新規取引が追加されたらslack通知をする」「単純な作業を自動化する」といったツールを専門知識なしで簡単に作れます。
また、管理ソフトとしても優秀で、チームのタスク管理や顧客管理も実行が可能です。
さまざまなツールとも連携できるので、ERPとの連携も期待できます。
業務の自動化や高い連携性を望む場合におすすめです。
2.kintone
引用:kintone
kintoneは国内でも知名度が高く、業界や規模問わず多くの企業で導入されているCRMツールです。
直感的に使えることが強みで、専門知識がなくてもCRMとして安定的な運用ができます。
カスタマイズにより、必要な機能のみ表示できるのでストレスなく使い続けられます。
また、ノーコードでオリジナルのアプリも作れるのがポイントで、自社の課題に合った機能を付け加えることが可能です。
自社にエンジニアがいなくても導入できるツールといえます。
3.Salesforce Sales Cloud
Salesforce Sales Cloudは、世界で業種問わず多くの企業に導入されているCRMツールです。
AIが組み込まれており、客観的なアドバイスをしてくれます。
リアルタイムデータを常に顧客の情報を可視化してくれるので、販売機会を逃しません。
また、営業支援機能も充実しており、営業に力を入れている企業にも向いています。
SFAとしても使いたい企業にとって最適なツールと言えるでしょう。
4.GENIEE SFA/CRM
GENIEE SFA/CRMは、親しみやすいシンプルな画面で管理できるツールです。
とにかく早くツールを導入したい、初めてツールを導入するという企業にとっておすすめです。
運用経験がなくても、その月のうちに使いこなせるようになるでしょう。
ドラッグ&ドロップで簡単に動作を行うことが可能です。
導入しやすさを強く重視する企業にとって、とくに向いているツールといえるでしょう。
5.HubSpotCRM
引用:Hubspot
Hubspot は、無料ながらも質の高い顧客管理や営業支援が可能なツールです。
ウェブチャット、チームの共有アドレスなど使いやすい機能が網羅されており、CRM機能を使うことができます。
また、業務自動化機能も入っているため、スケジュール設定やメールのテンプレートも楽にできるのが強みです。
ただし、無料版にはいくつか制限があるので注意が必要です。
無料版を使ってみて、使いやすいと感じた場合は有料版に移行してみましょう。
おすすめのERP5選
おすすめのERPとして、以下の5つをピックアップしました。
- ZAC
- TeamSprit
- ジョブマネ
- Reforma PSA
- SMILE V
比較検討して、導入を行いましょう。
1.ZAC
引用:ZAC
ZACは企業の規模問わず、900社以上が導入しているERPツールです。
管理性や予測性が高いのはもちろん、案件・契約・プロジェクト単位で業務を進行させやすくなります。
業種特化ソリューションを提供しているため、自社の業務効率化につなげやすいのが強みです。
また、導入事例も多く、どの企業も導入して高い満足度を示しているのがポイントです。
導入事例も見ながら、どのような使い方をしているのかチェックしてみましょう。
2.TeamSprit
引用:TeamSprit
TeamSpritは勤怠や工数、経費管理に分かれているERPソフトです。
自社に足りない部分だけ導入することもできます。
もちろん、3つを統合したパッケージもあるので合わせてチェックしておくのがおすすめです。
また、さらに便利な機能が使える有償アドオン機能があるのも強みといえます。
ICカード連携やプロジェクトアサイン機能もあるので、必要な機能があれば導入を検討してみましょう。
3.ジョブマネ
引用:ジョブマネ
ジョブマネは月額1,000円、初期費用0円という低価格から利用できるERPツールです。
初めてERPツールを導入するという企業でも、導入ハードルが低いといえます。
使いやすさに重きを置いているのはもちろん、サポートも充実しているのが強みです。
平日は毎日無償にてオンラインチャットを受け付けており、場合によってはオンライン会議もできます。
サポートの充実度も加味したい場合は、ジョブマネを検討してみましょう。
4.Reforma PSA
引用:Reforma PSA
Reforma PSAは、販売管理や工数など幅広い機能を網羅したERPツールです。
ほぼすべての管理機能を有しているため、上手く使いこなすことで自社の業務をコントロールできます。
さらに、対応スピードも早いのがポイントです。
経営診断をした場合などは、どの時期にどのように数値が変化するのかすぐに応えてくれます。
常に企業の先を見据えていたいという企業に、特におすすめなツールです。
5.SMILE V
引用:SMILE V
SMILE Vは、国内でも有名な商社である大塚商会が販売するERPツールです。
情報にアクセスしやすいため、日々の業務の中でストレスなく運用できます。
初めてERPを導入する場合でも、問題ありません。
また、拡張性が高く将来的にCRMなどのツールの導入もしやすくなります。
他のツールとの連携も考えているのであれば、SMILE Vも候補に入れておきましょう。
CRMとERPを連携してさらなるレベルアップを目指しましょう!
CRMとERPを連携すると情報が重複しないうえに、さらなる業務効率化が実現できます。
どちらか片方しか運用していない場合は、新たに導入して連携を図るのがおすすめです。
今回の記事ではおすすめのCRMとERPも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
以下のリンクでは、CRMを活用した実践的な戦略について紹介しています。
無料でダウンロードできるので、これからCRM戦略を展開したい場合はぜひ参考にしてみてください。