Zoho CRM Plusとは?導入するメリット・デメリットや事例も解説

Zoho CRM Plusとは?導入するメリット・デメリットや事例も解説

「Zoho CRM Plusって実際どういうツールなの?」
「Zoho CRM Plusの導入事例を知りたい」

このように考えている企業担当者の人もいらっしゃるでしょう。

Zoho CRM Plusは、8つのクラウドツールがセットになった便利なCRMです。

各種機能を網羅しており、使いやすいCRMになっています。業種問わず使えるCRMといえるでしょう。

今回の記事では、Zoho CRM Plusについて知りたい人向けに、以下の情報を解説します。

  • Zoho CRM Plusの詳細
  • Zoho CRM Plusを導入するメリット・デメリット
  • Zoho CRM Plusの導入事例
  • Zoho CRM Plus以外のおすすめCRM

これからZoho CRM Plusの導入を考えている場合は、ぜひ参考にしてみてください。

Zoho CRM Plusとは?

引用:Zoho CRM Plus

Zoho CRM Plusとは、営業・マーケティング・サポート業務を網羅的に支援するCRMツールです。

SNS管理やアンケートなどの機能もあるので、より自社の業務を推進しやすくなっています。

また、8つのクラウドツールが1つに集約されているため、複数のアプリを使う必要がないのもうれしいポイントです。

今までバラバラに管理し手間がかかっていたとしても、Zoho CRM Plusであれば改善できます。


Zoho CRMとの違い

Zoho CRMは顧客管理・営業支援システムで使いやすいソフトですが、その上位プランに当たるのがZoho CRM Plusです。

Zoho CRMに多数の機能を追加したのが、Zoho CRM Plusといえるでしょう。

CRM以外にもSNS運用や分析、アンケートなどが取れるようになっています。

自社の業務効率化をさらに重視するのであれば、Zoho CRM Plusを契約してみると良いでしょう。

Zoho CRM Plusを導入するメリット

Zoho CRM Plusを導入するメリットとして、以下の4つが主に挙げられます。

  1. 支援機能が網羅されている
  2. AIアシストが的確
  3. 分析機能が強い
  4. サポート性能が高い

どのようなメリットがあるのか、1つずつ確認していきましょう。

1.支援機能が網羅されている

Zoho CRM Plusには顧客管理だけではなく、メルマガ配信やSNS管理などの機能があります。

通常のCRMよりも、さまざまな業務をアシストしてくれるのが強みです。

特にSNSマーケティングや、メールマーケティングを強化しやすくなっています。

自社で今後さまざまな施策を行う場合は、Zoho CRM Plusがおすすめです。

2.AIアシストが的確

Zoho のAI アシスタント「Zia」が、営業活動に関わる数値の予測や、顧客への連絡に最適な時間帯の提示などを行ってくれます。

ついつい見逃してしまいがちなポイントも、AIがしっかりとサポートしてくれるのが強みです。

ミスの抑制はもちろん、さらなるアイデア出しもしてくれるのがメリットといえます。

AIの力をこれから取り入れたいという企業にこそ、おすすめのツールです。

3.分析機能が強い

Zoho CRM Plusの最大の強みは網羅性ですが、分析機能も目玉といえます。

商談率、コンバージョン率、Google 広告費用のROIなどをスムーズに分析することが可能です。

自社の施策に必要な情報を瞬時に分析してくれるのが強みといえます。

今まで分析業務に時間がかかっていたのであれば、Zoho CRM Plusが心強い味方になってくれるでしょう。

4.サポート性能が高い

Zoho CRM Plusは、多様なモバイルアプリに対応しており高いサポート性を発揮してくれます。

スマートフォンやパッドがあれば、外出先でもCRM機能を活用することが可能です。

また、AIのサポート機能も優れておりWebサイトにおける顧客とのチャット、ナレッジベースに基づく回答の提案などを行ってくれます。

よりサポートを行ってくれるCRMを探している場合に、特におすすめです。

Zoho CRM Plusを導入するデメリット

Zoho CRM Plusを導入するデメリットとして、以下の3つがあります。

  1. 料金がかさむ
  2. 導入しているツールと機能が被る可能性がある
  3. 使わない機能がある場合、費用対効果を実感できない

メリットだけではなく、デメリットも見て検討しましょう。

1.料金がかさむ

通常のZoho CRMであれば月額1,680円ですが、Zoho CRM Plusは月額6,840円です。

通常のZoho CRMの4倍以上のコストになるので、負担になってしまいます。

特に予算が限られている中小企業にとっては、大きなデメリットといえるでしょう。

Zoho CRM Plus以外のツールも見て、予算に収まるツールを検討してみてください。

2.導入しているツールと機能が被る可能性がある

Zoho CRM Plusは網羅性の高いツールなので、既に自社で導入しているツールと機能が被る場合があります。

既にSNS支援のツールなどを入れていると、Zoho CRM Plusの恩恵を感じられなくなるでしょう。

Zoho CRM Plusの機能一覧を確認して、自社で導入しているツールと機能が被っていないか事前に確認しましょう。

3.使わない機能がある場合、費用対効果を実感できない

既に自社で導入しているツールと機能が被っていてZoho CRM Plusを使っていると、費用対効果を実感できない場合があります。

多くの機能が被っている場合は、Zoho CRMでも問題ないかもしれません。

既に多くのツールを導入している場合は、Zoho CRMも合わせて検討してみましょう。

Zoho CRM Plusの導入事例

Zoho CRM Plusの導入事例として、以下の3つを厳選しました。

  1. 三井金属計測機工株式会社
  2. MIGACT
  3. 株式会社イムラ封筒

導入事例を見たうえで、検討材料にしてみてください。

1.三井金属計測機工株式会社

引用:三井金属計測機工株式会社

三井金属計測機工株式会社は、食品関連やOEM事業を行う会社です。

三井金属計測機工株式会社では、個々の営業案件の精度に問題があり、CRMの導入を行いました。

実際にZoho CRM Plusを導入することで案件の進捗をステージで管理し、より適切なアプローチの実施に成功しています。

顧客情報をマーケティングなど多方面で活用することで、さらに売上の向上にも成功しました。

2.MIGACT

引用:MIGACT

愛媛県でコミュニティスペースを運営するMIGACTは、会員制のコミュニティを提供しながら、幅広く広報・コンサルティング業務も行っています。

当時はGoogleフォームを長い間使っていましたが物足りなく感じており、いろいろとツールを調べるうちにZoho CRM Plusにたどり着いたそうです。

実際に活用することで、自動メールの条件分岐や変数を含められるため利便性を感じました。

顧客のフィードバック情報に基づいた意思決定もしやすくなり、導入後に高い効果を感じたそうです。

3.株式会社イムラ封筒

引用:株式会社イムラ封筒

封筒で国内トップシェアを誇る株式会社イムラ封筒は、Zoho CRM Plusを導入しています。

当時、Webマーケティングにそれほど注力しておらず、体制も整備されていなかったところ、CRMの導入などで改善を図ることを決意しました。

実際に導入後は、セミナー案内やメルマガ配信による認知の拡大に成功しています。

顧客データベースとスムーズに連携できることから、高い導入効果を感じているそうです。

Zoho CRM Plus以外のおすすめのCRM5選

Zoho CRM Plusは便利なツールですが、企業によっては他のツールの方があっている場合があります。

そこで、Zoho CRM Plus以外のおすすめのCRMとして、以下の5つを厳選しました。

  1. Pipedrive
  2. kintone
  3. HubSpotCRM
  4. Synergy!
  5. Knowledge Suite

Zoho CRM Plus以外のCRMも見たうえで、比較検討しましょう。

1.Pipedrive


Pipedriveは、専門知識がなくても業務を簡単に自動化できるソフトです。

たとえば「新規取引が追加されたらslack通知をする」「単純な作業を自動化する」といったツールを専門知識なしで簡単に作れます。

また、管理ソフトとしても優秀で、チームのタスク管理や顧客管理も実行が可能です。

さまざまなツールとも連携できるので、既存ツールが多い場合でも問題ありません。

業務の自動化や高い連携性を望む場合におすすめです。

料金プラン

・Essential/1ユーザーあたり1,700円/月(税別)
・Advanced/1ユーザーあたり3,400円/月(税別)

・Professional/1ユーザーあたり6,800円/月(税別)

・Power/1ユーザーあたり8,500円/月(税別)
・Enterprise/1ユーザーあたり11,000円/月(税別)

おすすめポイント

・作業の自動化をノーコードで実現

・チームのタスク管理や顧客管理がしやすい

・GoogleやMicrosoftなどグループウェアと幅広い連携が可能

公式ホームページ

https://www.pipedrive.merinc.co.jp/

運営会社

株式会社Mer

2.kintone

引用:kintone

kintoneは国内でも知名度が高く、業界や規模問わず多くの企業で導入されているCRMツールです。

直感的に使えることが強みで、専門知識がなくてもCRMとして安定的な運用ができます。

カスタマイズにより不必要な機能をカットして、必要な機能のみ表示できるのでストレスなく使い続けられます。

また、ノーコードでオリジナルのアプリも作れるのがポイントで、自社の課題に合った機能をプラスすることが可能です。

自社にエンジニアがいなくても、安定して運用できるツールといえます。

料金プラン

・ライトコース:1ユーザーあたり780円/月(税別)

・スタンダードコース:1ユーザーあたり1,500円/月(税別)

おすすめポイント

・拡張性が高い

・カスタマイズ性が高い

・自社オリジナルのアプリを作れる

公式ホームページ

https://kintone.cybozu.co.jp/

運営会社

サイボウズ株式会社


3.HubSpotCRM

引用:Hubspot

Hubspot は、無料ながらも質の高い顧客管理や営業支援が可能なツールです。

ウェブチャット、チームの共有アドレスなど使いやすい機能が網羅されており、CRM機能を使うことができます。

また、業務自動化機能も入っているため、スケジュール設定やメールのテンプレートも楽にできるのが強みです。

ただし、無料版にはいくつか制限があるので注意が必要です。

無料版を使ってみて、使いやすいと感じた場合は有料版に移行してみましょう。

料金プラン

基本無料

おすすめポイント

・無料ながらも使える機能が多い

・業務自動化機能がある

・CRMとして使いやすい

公式ホームページ

https://www.hubspot.jp/products/crm

運営会社

HubSpot Japan株式会社


4.Synergy!

引用:Synergy!

Synergy!は、クラウドベースの国産CRMシステムです。

集客、顧客情報の統合・一元化、クロスチャネル・メッセージング、分析など、基本的な機能を網羅的に集約しています。

分析機能は特に優れており、会員の購買情報やメルマガの開封率などをチェック可能です。

自社の施策改善に必要なデータがすぐに手に入るので、より施策の質を高められます。

分析機能を特に重視したい場合は、Synergy!を検討してみましょう。

料金プラン

初期費用:118,000円

月額:15,000円〜

おすすめポイント

・外部システムとの連携も容易

・フォームやアンケート機能が充実

・LINEマーケティングにも対応

公式ホームページ

https://www.synergy-marketing.co.jp/cloud/synergy/

運営会社

シナジーマーケティング株式会社


5.Knowledge Suite

引用:Knowledge Suite

Knowledge Suiteは案件管理だけではなく名刺管理、営業支援、テレワークサポートもある万能ツールです。

幅広い支援を可能としているので、より社員が働きやすい環境を構築できます。

また、ユーザー数無制限かつ、マルチデバイスにも対応しているのが強みです。

外出が多い営業スタッフでも、スマホやタブレットを使えば問題なく利用できるCRMツールといえます。

どのような状況でも使いやすいCRMツールなので、初めてCRMを導入する企業でも問題ありません。

料金プラン

・グループウエア/10,000円/月(税別)
・SFAスタンダード/1ユーザーあたり50,000円/月(税別)

・SFAプロフェッショナル/1ユーザーあたり80,000円/月(税別)

おすすめポイント

・ユーザー数が無制限に設定されている

・SFA、CRMの機能が使える

・セキュリティ対策が徹底しているので安心

公式ホームページ

https://www.bluetec.co.jp/knowledgesuite/about/

運営会社

ブルーテック株式会社


Zoho CRM Plus以外のCRMもチェックして検討しましょう!

Zoho CRM Plusは網羅性が高く、さまざまな機能を使えます。

多くの施策を自社で展開したい企業にとって、最適なツールです。

ただし、企業の状況によってはZoho CRM Plus以外のツールがマッチしている可能性もあるので、他のツールも見たうえで比較検討してみましょう。

以下のリンクでは、CRMを活用した実践的な戦略について紹介しています。

無料でダウンロードできるので、これからCRM戦略を展開したい場合はぜひ参考にしてみてください。