「CRMツールを導入しようか悩んでいる」
「選ぶ時ってどうすれば良いの?」
このように考えている企業担当者の人もいらっしゃるのではないでしょうか。
国内ではCRMツールが多くのベンダーからリリースされており、ベンダーごとに特徴が異なります。
自社の課題や目的に沿ったツールを導入できると、効果を実感しやすくなるでしょう。
今回の記事ではCRMツールに興味を持つ人向けに、以下の情報を提供します。
- CRMツール比較10選
- CRMツールの選び方
- CRMツールを導入するメリット・デメリット
- CRMツールを導入する際の注意点
「自社にあったCRMツールを導入したい」と考えているのであれば、ぜひ参考にしてみてください。
CRMツール比較10選
1.Pipedrive
Pipedriveは、専門知識がなくても業務を簡単に自動化できるソフトです。
たとえば「新規取引が追加されたらslack通知をする」「単純な作業を自動化する」といったツールをノーコードで簡単に作れます。
また管理ソフトとしても優秀で、タスク管理や顧客管理をスムーズに進められるのが強みです。
業務効率化を徹底したいという企業にとって、とくにおすすめなツールといえるでしょう。
2.kintone
引用:kintone
kintoneは国内でも知名度が高く、業界や規模問わず多くの企業で導入されているCRMツールです。
直感的に使えることを重視しており、専門知識がなくてもすぐに使いこなせるようになります。
また、オリジナルのアプリも作れるのがポイントで、自社にあったツールにカスタマイズ可能です。
カスタマイズ性も強く意識したい企業にとって、向いているツールといえるでしょう。
3.Zoho CRM
引用:Zoho CRM
Zoho CRMは、世界で25万社に導入されているCRMツールです。
AI機能が導入されており、より生産性の向上や売上予測がしやすくなっています。
また、見込み客の行動をリアルタイムで追えるので、チームで戦略立案もしやすいのが強みです。
拡張性も高いので、フェーズによってカスタマイズがしやすいのもメリットといえるでしょう。
4.Salesforce Sales Cloud
Salesforce Sales Cloudは、世界で多くの企業に導入されているCRMツールです。
AIが組み込まれており、生産性のアップや売上拡大に必要なアドバイスがもらえます。
リアルタイムデータを常に可視化してくれるので、現状を把握しやすいのも強みです。
営業支援機能も充実しており、営業に力を入れている企業にも向いています。
5.WaWaFrontier
引用:WaWaFrontier
WaWaFrontierは顧客管理はもちろん、営業支援を行ってくれるCRMシステムです。
顧客や案件の情報共有、日報の管理がしやすく、営業スタッフが動きやすい体制を作れます。
14日間無料体験が用意されており、本格的に導入する前に使用感を確認することが可能です。
営業活動に力を入れている企業にとって、とくにおすすめなツールといえるでしょう。
6.Oracle Sales Cloud
Oracle Sales Cloudは、世界で1,000社の営業組織から選ばれているCRMツールです。
蓄積した情報を利用して的確な売上予測やアドバイスを行ってくれます。
顧客に対し効果的な営業展開を図りたいという企業におすすめです。
また、直感的に使えるようになっているので、初めてCRMツールを導入する場合でも問題ありません。
7.Knowledge Suite
Knowledge Suiteは案件管理だけではなく、名刺管理、営業支援、テレワークサポートもあるツールです。
現代において必要不可欠な機能が詰め込まれているため、確かな使いやすさを実感できます。
また、ユーザー数無制限かつ、マルチデバイスにも対応しているのが強みです。
外出が多い営業スタッフでも、問題なく利用できるCRMツールといえるでしょう。
8.eセールスマネージャー
引用:eセールスマネージャー
eセールスマネージャーは、大手企業から中小企業にかかわらず、多くの企業に導入されているCRMツールです。
「簡単入力・簡単反映」を強みとしており、入力する情報量を抑えられます。
誰でも簡単に使えるので、導入後の高い定着率が期待できます。
基幹システム・データ連携も強化されており、既存システムとの併用もしやすくなっているのも強みです。
9.Geo CRM
引用:Geo CRM
Geo CRMは、モバイルファーストを強く意識したCRMツールです。
とくに営業に力を入れている企業にとって、おすすめのツールです。
ヒアリングシートや顧客情報をスマートフォン経由でリアルタイム反映できるので、営業効率の向上につなげられます。
14日間の無料トライアルがあるため、事前に使用感を確かめられるのもうれしいポイントといえます。
10.cyzen
引用:cyzen
cyzenは、スマートフォンで使えるCRMツールです。
GPS位置情報表示機能、オリジナル顧客マップなど出先で使える機能が多く用意されています。
営業に力を入れている企業にとって、とくに使いやすいツールです。
パソコンやタブレットにも対応しているので、幅広い使い方ができます。
CRMツールの選び方
CRMツールを選ぶ際は、以下の3つのポイントを押さえましょう。
- 使いやすいかどうか
- 自社の目的や課題を達成できるか
- 運用形態と対応デバイスはどうなっているか
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
1.使いやすいかどうか
CRMツールを導入する前に、まずは優先して使いやすさを確認しましょう。
使いづらいCRMツールを導入しても、使っていてストレスが溜まってしまいます。
社内での使用率が下がることもあるので、事前にしっかりと見極めておくことが大切です。
画面の見やすさ、操作難易度、カスタマイズの自由度などを重点的に確認しておきましょう。
2.自社の目的や課題を達成できるか
CRMツールを導入するだけでは、社内の業務効率の改善、売上のアップにはつながりません。
自社の目的や課題を達成できるツールでない限り、使っていても効果を感じられなくなるでしょう。
CRMツールを導入する前に、まずは自社の目的や課題を設定しておくのが大切です。
- 「業務効率化をして社員の負担を減らしたい」
- 「顧客に対してより良い提案をしたい」
上記のように会社によって目的や課題があるので、事前に明確にしておきましょう。
3.運用形態と対応デバイスはどうなっているか
CRMツールを導入する前に、運用形態をまずは確認しましょう。
運用形態は、主に以下の2つに分かれます。
自社の課題や目的、予算に合わせてどちらを選ぶのか決めましょう。
他にもスマートフォンやタブレットに対応しているのか、確認しておくのも大切です。
外出してCRMツールを使うことが多い場合は、スマートフォンやタブレットに対応しているとより使いやすくなります。
CRMツールを導入するメリット
CRMツールを導入するメリットとして主に挙げられるのは、以下の3つです。
- 情報共有のスピード向上
- 顧客満足度のアップ
- 顧客情報の蓄積
それぞれのメリットをチェックして、CRMツールに対する理解度を高めましょう。
1.情報共有のスピード向上
CRMツールを導入すると、ツール内で顧客情報を共有できるようになります。
チームや部署間で情報共有が可能なので、さらなる業務効率化ができるでしょう。
詳細な顧客情報をスムーズに共有しあえるようになるので、業務上のストレスも抑えられます。
打ち合わせや戦略立案などもしやすくなるので、仕事の質もさらに高まることが期待できるでしょう。
2.顧客満足度のアップ
CRMツールによってはツール側が提案をしてくれる場合があります。
自分たちだけでは気づけなかったポイントを把握できるので、顧客に対する提案の質がさらに向上しやすくなります。
顧客に対する提案の質が上がると、顧客満足度のアップにつなげることが可能です、
現在抱えている顧客に対してより良い提案をしたいのであれば、CRMツールを導入してみましょう。
3.顧客情報の蓄積
CRMツールを導入して継続的に運用すると、顧客情報を蓄積できます。
顧客情報を蓄積していくと、提案を行う際の参考になります。
また、従業員どうしの引継ぎを行う際もよりスムーズです。
現在、Excelなどで顧客管理をしているのであれば、CRMツールに切り替えてより可視化しやすい状態で顧客情報を蓄積していきましょう。
CRMツールを導入するデメリット
CRMツールを導入するデメリットとして、以下の2つが考えられます。
- ランニングコストの発生
- マニュアルの作成が必須
それぞれどのようなデメリットなのか、1つずつ確認しましょう。
1.ランニングコストの発生
CRMツールを運用する場合、優良ツールであればランニングコストがかかります。
上位のプランになると機能が充実する代わりに、かかるコストも膨らみやすいので注意が必要です。
また、かかるコストもサービスごとに異なるので事前に詳しくチェックしましょう。
自社の予算と照らし合わせて、無理なく導入できるツールを選ぶことが大切です。
2.マニュアルの作成が必須
CRMツールの定着率、利用率を高めるためには、マニュアルの作成が必須です。
マニュアルを作成せずに運用していると、従業員にとってストレスを与えてしまいます。
マニュアルを作成する場合は、GoogleスプレッドシートやNotionを活用しましょう。
なるべくオンラインかつ、リアルタイムで編集できるツールを使うのがおすすめです。
CRMツールを導入する際の注意点
CRMツールを導入する際の注意点として、以下の3つを押さえておきましょう。
- コストだけ見て決めない
- 有料ツールを使う
- サポートの有無をチェックする
これらのポイントを外してしまうと、CRMツールの選定に失敗する可能性があるので注意してください。
1.コストだけ見て決めない
コストだけを見て決めてしまうと、自社の課題を解決できないツールを選んでしまう場合があります。
自社の課題を解決できないツールだと、導入しても効果をなかなか実感できません。
また、使いやすさなども事前に確認しておきましょう。
導入して継続して運用できるかどうかも重要なポイントです。
安さだけで決めず「長期間使えるツールか」「自社の目的に合っているか」という観点でチェックしてみてください。
2.有料ツールを使う
CRMツールの中には、無料ツールも存在します。
コストは抑えられますが、有料ツールと比べると使える機能が減ります。
「無料で導入して結局使いづらかった」ということになりかねません。
本格的なツールを導入する場合は、最初から有料ツールを使いましょう。
3.サポートの有無をチェックする
サポートがあるCRMツールであれば、運用中につまずいてもすぐに解決できます。
とくに電話やチャットでのサポートに対応していると安心です。
ただし、サポートの有無や内容はサービスごとに異なります。
事前に内容を確認したうえで、サポートが充実しているツールを選びましょう。
CRMツールを導入する前に比較をして自社に合ったものを選びましょう!
CRMツールはベンダーごとに大きく性能や強みが異なります。
コストだけではなく、自社の目的や課題を解決できるかどうかもポイントです。
今回の記事では10社のツールを紹介しているので、比較検討の際に参考にしてみてください。
Pipedriveであれば基本的な顧客、案件管理はもちろん、作業の自動化が可能です。
簡単なものだけではなく、複雑な作業も自動化できるのでさらなる業務効率化も期待できます。