不動産向けCRMツールのおすすめ5選!機能性や選び方を解説

Pipedrive 2024年1月25日

不動産業界において、CRMを活用する会社が増加傾向にあります。CRMの活用は適切なタイミングで効果的なアプローチをかけられるため、業務の効率化や成約率の向上が可能です。CRMにはさまざまな種類がありますが、なかには不動産に特化したものもあるため、自社の特徴に合ったものを選べます。

ただし、自社に合ったツールを導入するためにも、選ぶコツを身に付けておくことが必要です。本記事では不動産業界でおすすめのCRMツールを5つ解説します。導入メリットや選ぶ際のコツについても紹介するので、参考にしてください。

不動産向けCRMツールのおすすめ5選

おすすめの不動産向けCRMツールは次の5つです。

  1. Pipedrive
  2. ノマドクラウド
  3. いい生活 賃貸クラウド One
  4. いえらぶCLOUD
  5. PropoCloud

1.Pipedrive

引用:Pipedrive

Pipedriveは世界で10万社以上の導入実績を誇るCRMツールです。ノーコードで業務を自動化できるため、誰でも簡単に活用できます。顧客情報の一元化やメールの自動配信など基本的な機能が備わっており、業務内容に合わせて機能の追加もできます。

営業マンのパフォーマンスを最大化するにも最適のツールであり、セールスプロセスを見える化し、案件や進捗管理をリアルタイムで確認可能です。GoogleやMicrosoftなどと連携し、メールや電話、カレンダーの共有することで、入力漏れを防げたり、コミュニケーションの負担を軽減できたりなどのメリットもあります。

料金

Essential:1ユーザーあたり1,700円/月

Advanced:1ユーザーあたり3,400円/月

Professional:1ユーザーあたり6,800円/月

Power:1ユーザーあたり8,500円/月

Enterprise:1ユーザーあたり11,000円/月

公式HP

https://www.pipedrive.merinc.co.jp/

運営会社

株式会社Mer

2.ノマドクラウド

引用:ノマドクラウド

ノマドクラウドは追客に特化したCRMツールです。顧客高度の見える化や反響漏れ管理、来店・内見カレンダーなど賃貸仲介に特化した機能が充実しています。

ノマドクラウドを活用することで、追客業務の自動化により見込み顧客の来店率を高められる、顧客のアクションの都度、適切なアプローチが可能となるため機会損失を防げるなどのメリットがあります。大手企業から地域密着型まで約2,000店舗での導入実績を誇るツールです。

料金

見積もりが必要

公式HP

https://lp.itandibb.com/crm/

運営会社

イタンジ株式会社

3.いい生活 賃貸クラウド One

引用:いい生活 賃貸クラウド One

賃貸クラウドOneは賃貸仲介向けのCRMツールであり、契約業務の効率化で締結から引き渡しまでの時間を大幅に短縮できます。具体的にはリアルタイム反響追客や自動返信、顧客管理などの機能を活用でき、業務の効率化が可能です。契約書や取引台帳の作成のデジタル化や不動産賃貸業務の一元管理なども実現できます。

料金

専任管理タイプ:法人契約で20,000円~/月

家賃管理タイプ:法人契約で78,000円~/月

公式HP

https://www.es-service.net/service/contract/

運営会社

株式会社いい生活

4.いえらぶCLOUD

引用:いえらぶCLOUD

いえらぶCLOUDは不動産売買仲介向けツールであり、仲介業務と管理業務を一元管理できます。物件情報の取り込みやポータルサイトとの連動、Web上での接客などの機能が装備されています。

適切なタイミングでの追客が可能であり、成約率の向上が期待できるでしょう。サイトの反響分析やWeb内見予約、賃貸管理などもツールで管理でき、対応漏れを防げる点も魅力的です。

料金

見積もりが必要

公式HP

https://cloud.ielove.jp/

運営会社

株式会社いえらぶGROUP

5.PropoCloud

引用:PropoCloud

PropoCloudは不動産売買仲介向けのツールです。商談機会の増加を目的に、メールの自動配信や顧客情報を一元化、アクティブ反応の顧客を優先アプローチなどの機能を活用して業務の効率化を目指せます。

モバイル端末での操作にも対応しているため、外出先の営業マンのリアルタイムの進捗を把握可能です。ツール自体はシンプルで操作性に優れており、サポート体制も万全なため手間や不安なく運用できます。

料金

見積もりが必要

公式HP

https://propo.co.jp/

運営会社

株式会社Housmart

不動産向けCRMツールの導入目的

不動産向けCRMツールを導入する目的は、顧客と良好な関係を構築し、成約に繋げることです。顧客との関係構築では、行動履歴や購入頻度など顧客の情報を把握し、適切なアプローチを実現することが大切です。

CRMツールを活用すれば顧客情報を一元管理できるため、適切なタイミングや内容のアプローチができます。不動産業界では、これまで広告やチラシをメインに集客手段として活用してきました。しかし、インターネットやSNSが普及する現代では、従来の集客手段だけでなく、多岐にわたる方法でのアプローチが必要です。

不動産向けCRMツールでできること

不動産向けCRMツールでできることは次の3点です。

  1. 顧客情報の履歴確認
  2. メールの自動送信
  3. オンライン上での顧客とのやり取り

1.顧客情報の履歴確認

CRMでは属性や電話番号といった顧客情報の一元化だけでなく、過去のやり取りや行動などの履歴も確認できます。そのため、過去の行動から顧客の購買傾向の分析も可能です。見込み顧客を分析することで、業績拡大を目指せます。

2.メールの自動送信

潜在顧客や購買意欲のありそうな顧客など、状況に合わせてメールを自動送信できます。問い合わせのある顧客や条件設定で自社のサービスを検索・閲覧している顧客に対しては、自社でおすすめするサービスのベネフィットや特典情報を自動送信することで、購買を促進できます。

また、購買行動を促す教育のためにステップメールの自動送信も可能です。追客漏れも防げるため機会損失を減らせます。手間なく効率良くメールを送信できるため、業務効率の向上が期待できます。

3.オンライン上での顧客とのやり取り

顧客とオンライン上で直接やり取りが可能です。チャットやアンケート機能を活用して、顧客の悩みやニーズを把握できるため、効果的なアプローチを実現できます。

顧客からの問い合わせやメッセージに自動で対応してくれるボットも活用できるため、返信漏れの心配がありません。また、フォーム機能ではセミナーやイベントへの申し込みを募集できます。

不動産向けCRMツールを導入するメリット

不動産向けCRMツールを導入するメリットは次の通りです。

  1. 成約率を高められる
  2. 顧客情報を一元管理できる
  3. ポータルサイトや広告掲載と連携できる

1.成約率を高められる

担当者ごとの営業プロセスをCRMで管理することで、業務の効率化や成約率向上を実現できます。CRMでは各部署やチームでの情報共有も可能になります。

担当者ごとのテクニックやノウハウ、成功・失敗事例を共有して各々が分析することで、より効果的なアプローチを実現可能です。情報共有により営業成績が属人化するリスクも抑えられるため、全体の営業レベルを高められます。

2.顧客情報を一元管理できる

顧客情報を一元管理できるため、属性ごとに適切なアプローチができます。不動産業界には、さまざまな属性の顧客がいるため顧客ごとの状況や背景に応じた接客が必要です。しかし、なかには顧客に合わせた適切なアプローチができなかった失敗事例も少なくありません。

事前に顧客の情報を知っておくことで、臨機応変に顧客のニーズに合わせた提案ができます。売上の拡大に繋がる潜在顧客の獲得にも効果的であるため、顧客情報の一元化は大きなメリットです。

3.ポータルサイトや広告掲載と連携できる

CRMツールをポータルサイトや広告と連携することで、各媒体から問い合わせた顧客をシステムに自動登録できます。CRMではメールの自動送信の機能を活用可能です。

そのため、新規顧客をリアルタイムでアプローチできるようになるため、すぐに来店予約へ繋げられるメリットがあります。来店時には、ポータルサイトや広告でどこが反響が良かったのかの確認もできるため、集客時の訴求やコンテンツの改善に繋げられます。

不動産向けCRMツールを選ぶ際のコツ

不動産向けCRMツールを選ぶ際に、次の3点を押さえることが大切です。

  1. 利用できる機能を確認する
  2. モバイル端末で操作できるか確認する
  3. 不動産業界の実績を確認する

1.利用できる機能を確認する

汎用性や操作性を高めるために、利用できる機能を確認することが大切です。不動産に特化したCRMツールには、売買仲介向けと賃貸仲介向けの2種類あります。種類ごとに装備されている機能は異なるため、自社がどちらのタイプに該当するのか、利用したい機能が何かを明確にしたうえで対応範囲を確認します。

また、業務効率化に向けてカスタマイズしたい場合は、ほかのツールとの連携が必要となるため、連携性についても導入前に確認しましょう。見込み顧客の獲得を目指したいのであれば、営業支援やMAツールが搭載されているものを選ぶのが得策です。

2.モバイル端末で操作できるか確認する

場所に関係なく顧客情報を把握するために、CRMツールをモバイル端末でも操作できるかの確認が必要です。スマホでCRMツールを操作できれば、移動や営業訪問の際に顧客情報を確認でき、臨機応変な接客が可能となります。隙間時間に情報を把握できれば、業務効率の向上が期待できます。

3.不動産業界の実績を確認する

同業他社の導入事例があれば、過去の取り組みによるノウハウを持っていることが予想できます。効果的な施策や自社では把握できていない課題を把握できるため、効率良く取り組みを進められるメリットがあります。

不動産業界ではリアルタイムで接客するケースが多いため、顧客情報や対応履歴を把握しやすい機能が備わっているかの確認が重要です。また、物件情報や管理の自動応答など不動産業界に特化したシステムを導入することで、業務効率化と成約率向上に繋げられます。

不動産向けCRMツールを活用して業績を拡大させる

不動産に特化したCRMの活用により、顧客への適切なアプローチが可能です。実際にツールを選ぶ際は利用できる機能の確認、不動産実績の確認などを意識することが大切です。

CRMの導入を検討しているのであれば、Pipedriveをおすすめします。ノーコードで自社に合わせたツールにカスタマイズ可能であり、手軽に始められる点が魅力的です。14日間の無料トライアルでツールの使用感を試せるので、ぜひ導入をご検討ください。

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